チェコ移住し現地企業で働くiOSエンジニアの記録

Yoshikuni
4 min readJun 7, 2020

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iOSエンジニアとしてチェコの会社で働き始め、その後、チェコの首都プラハに移住してから9ヶ月ほど経ちました。その経験を少しずつ共有していこうと思います。

私の属性

  • iOSエンジニア。iOS歴5年以上。ソフトウェアエンジニア7年以上。
  • 非帰国子女。留学等、海外での長期滞在はこれまでなかった。(旅行等はあり)
  • 日本で6年ほど働いた後、チェコの現地企業に直接応募して転職。
  • 会社で唯一の日本人。会社には日本語通じる人ゼロ。(会社では英語)
  • 30代前半。

海外で働きたい気持ちは長年持っていたのですが、やっと仕事上の条件が整ってきたことから、2018年頃海外でのポジションを探し、今の会社に転職しました。

プラハは空が広い(東京比)

海外の現地企業で働くこと

日本人が海外で働くには、様々な方法があると思います。
日系企業の海外支社で働く、外資企業の日本支社に入って別支社へ移る、海外の大学院等へ行った後に会社へ入る、ワーホリを利用する、などです。
私の場合、外国人に囲まれた(できれば日本語が通じない)環境での仕事を求めていたこと、日本でのiOSエンジニアとしての技術力をそのまま活かしたかったことなどから、海外の現地企業を探すという道を選びました。

なぜチェコか

今の会社を選んだ経緯は、以下のようなものです。

  1. ソフトウェアエンジニアとして、英語圏の議論に加わっていきたい。日本の会社で日本語で働いていると、その経験を得にくいと感じる。
  2. 欧米を見ると、米はビザ取得が難しく外国人向けのポジションも少ない。比較して、欧州はビザサポート有のポジションもある。
  3. 知人経由で見つけた会社が(業務内容に惹かれたことがベースですが)外国人を積極的に採用していて、ビザや移住のサポートも厚めだった。(2020年7月現在は、諸般の事情で採用していない。)

このような経緯で、特にチェコにこだわって探していたわけではありません。しかし、振り返ると、初めての海外移住&仕事の経験としては、よいところが見つかったな、という感覚があります。

その理由の1つは、非英語圏だからこその英語学習へのサポートです。
会社の福利厚生として無料の英語レッスンがあります。もしこれが英語圏の会社だったとしたら(社員の大多数がネイティブ話者のはずなので)そのようなものはおそらくないでしょう。
チェコ語はスラブ語系で少し英語から離れているので、英語を苦手に感じるチェコ人も少なくなく、それ故に、会社が英語レッスンを提供しているのだと思います。実際、主にチェコ人が利用しています。
(さらに言えば、オランダやドイツ等、より英語に近い言語の話者は、英語力も非常に高いのが当たり前なので、会社からのサポートは少ないのでは、と推測しています。 )
チェコ人(やその他外国人)との会話の英語では、ネイティブ話者同士の議論での英語ほど高いレベルは必要ないため、英語で仕事をしつつ英語力を高めていくにはよい環境なのでは、と感じています。(とはいえ海外移住経験のなかった私にとって、とにかく英語が課題でした。詳しくは今後の投稿で紹介します。)

もう一つ、ビザや移住に関するサポートについても(例えばヨーロッパのシリコンバレーと言われるベルリンなどと比較して)プラハは移住候補として上がりにくい分、会社のサポートが厚くなるのだと思います。

夕方のプラハ市内

参考

転職や採用プロセスにより興味のある方は、過去に発表したスライドを見てください。
https://speakerdeck.com/yoching/swiftenziniagahai-wai-falsepozisiyonniying-mu-suru

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Yoshikuni
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Written by Yoshikuni

Software Engineer. Based in Europe since 2019, originally from Japan.

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